この5日間ほど

増田忠士さんの本*1と「天狼」を使い、超絶技巧入力を試していました。


増田さんの本はとても面白い。
たとえば、「片手チョイ」の方が「両手チョイ」よりも、初期の上達が早いことが明確に示されていて、このネタだけでも相当面白い (練習13日目で、「じゅげむ」を打つのに両手チョイ8′10″、対して片手チョイ5′17″。その後、両手チョイは3分台前半に、片手チョイは4分台前半になったといいます) 。


漢字だけで120文字くらい記憶しましたかね。
漢字の記憶はひと工夫されていて覚えやすい。練習する順にやさしく頻出の漢字が出てくるので、覚え甲斐があります。
また一部の対義文字(と表現していいのかな?)が対称位置になっている。春pl夏bs秋zs冬tsといった感じ。


難しかったのは、やっぱりカナでした。実質、50音を覚えてしまえばもう覚えることはないんですが、
このカナがなかなかでてこない!
多分、頭の中で子音と母音に分解しようとしているのがいけないんだと思いますが、慣れるまではどうしても分解しようとしてしまう……。
分解しないで打とうとすると、SKYになってしまいます。


「普通のかな漢字変換システム」、「漢直」、「SKK」と比べてみて、

  • 「普通のかな漢字変換システム」は、たまに変換がアンコントローラブル
  • 「漢直」は過剰な表現能力。変換確定が要らない
  • SKK」は、変換範囲を制御できる上に、「あるはずのない語彙をミスタイプで作り出してしまうことがない(「多きい」「大い。」を除いて)」。確定が要らない

という印象を受けます。
SKKがバランスがいいという感じ。
漢直ができるようになれば、また感想が変わるのかもしれない。

*1:『片手でらくらく誰でもできるパソコン入力』日本経済新聞社 1999年