任意キー同時打鍵シフト

下駄配列の拗音シフトの良さ
http://kouy.exblog.jp/4059147

 ここで、拗音を搭載しない場合に、「“思考発音”に近づけるために“倍速打鍵の適用”をする」という話があります。しかし、私にはこの「倍速打鍵」の意味が分からないのです。「し」「ゃ」が倍速で打てるということは「し」「い」や「し」「ん」などはその半分の速度でしか打っていないということなんでしょうか。
 前にも少し書きましたが、私はどんな文字列だろうと指が動きしだい次の打鍵をします。ある文字列を別の文字列の倍の速度で打鍵したいとは思いません。(これはかなり決定的な感覚の差ではないか?と感じています)

「倍速打鍵」というのは飛鳥配列における概念です。
「ゃゅょ」をアンシフト面、イ段のカナと交互打鍵になるように置くことにより、拗音の入力を優遇しようという意味です。実際に2倍速で打つわけではありません。
拗音キーを押しやすい場所に置いて、「指が動きしだい次の打鍵」をすれば、すばやく入力できるというものです。


「発音との一致という意味では、拗音・外来音の分離は発音と少し離れてしまう」ことを考えれば、本来は一動作で入力することが望ましいわけですが、カナ系という括りの範囲内では、下駄配列でも使わない限りそれはできません。


……下駄配列の場合は

  1. 1動作
  2. ゃゅょがアンシフト面を占領しない
  3. イ段のかなを左右どちらにも自由に配置できる

の3つの利点が指摘できると思います。


飛鳥と比べると、
「1」は飛鳥では擬似的に「倍速打鍵」として行われていることですが、ということは同時打鍵の需要もあるものと思います。技術があればなんとか試して使い心地を確認してみたいものです。(SDF JKLとの同時押しをそれぞれ「ゃゅょ」に割り当てられる…?)
「2」は、飛鳥はそもそもアンシフト面を高頻度に使おうという指向が低いので「ゃゅょ」がアンシフトに来られたという経緯がありますが、「ゃゅょ」が無ければ何か別の文字がここにあったということになりますね。興味深いです。
「3」は分かりやすい違いです。イ段のかなを左右どちらにも自由に配置できるようになることによって、一体何が起こるのかは分かりませんが、これも追究してみたいですね。