ある物書きさんに

どうもketttです。
ある物書きさんに、「意味配列」というものを活用しているというお話を伺いました。単語を意味で分類して並べている配列なのだそう。例としては次のよう。交互打鍵に順接の接続詞、同手打鍵には逆接の接続詞を並べる。「r4」は「r yo」と解釈され、「りょ」となるなどの要素も入っている。

現在の世間のキー配列方式についていろいろ伺ったところ、漢字一文字を取り出すとか、音にだけ執着するのではなく、意味を用いて記憶しやすく圧縮効率の高い配列を作り出すのが物書き用には近道、というようなことを仰っていました。ちなみにこれ、ネットでは発表されていないそうです。またVi使いであるそうです。

ketttも真似してみることにしました。
発想は次のようです。「見る」と「喋る」を例に取ります。
国語の活用の知識がない方でも分かるように説明を心掛けます。

「見ない」、「見よう」。「喋らない」、「喋ろう」
は、
「み-ない」、「み-よう」。「しゃべr-aない」「しゃべr-oう」
という構造をしています。
日本語は膠着語として捉えるのが分かりやすいといいます。つまり、部品がペタペタとくっ付いて一個の単語が成立するという考え方です。
しかしこの考え方でいくと、同じ意味を担う形態素でも、後続の形態素が変形を受けているように見えます(「-ない」と「-aない」、「-よう」と「-oう」)。

これを解決したのが○○段活用という考え方ですが、実はもうちょっと楽な考え方もあります。
我々が「ない」だと思っているのは常に「anai」であって、「oう」と書いたものも常に「you」だ、ということを前提にして、母音と母音が連続する場所では、後続の母音が消滅する。子音と子音が連続する場所では、後続の子音が消滅する、という基本法則を導入してみます。

不規則活用以外では、大体上手くいくと思うのです(思うというのは、ketttが今夜考え付いた法則だからです)。

mi-anai, mi-you, syaber-anai, syaber-you.


「ググらない」「ググります」「ググる」「ググる時」「ググれば」「ググれ」「ググった」
「ググって」「ググろう」「ググらせる」「ググられる」「ググれる」

gugur-anai, gugur-imasu, gugur-ru, gugur-ru toki, gugur-re ba, gugur-e(命令形は例外), gugurt-ta rtはttに変化。, gugurt-te, gugur-you, gugur-sase-ru, gugur-rare-ru, gugur-re-ru.

「丸めない」「丸めます」「丸める」「丸めるとき」「丸めれば」「丸めろ」「丸めた」
「丸めて」「丸めよう」「丸めさせる」「丸められる」「丸めれる」

marume-anai, marume-imasu, marume-ru, marume-ru toki, marume-re ba, marume-ro(命令形は例外), marume-ta, marume-te, marume-you, marume-sase-ru, marume-rare-ru, marume-re-ru

音便「っ」と命令形以外は法則通りでした。
この法則をどう配列に活かすかはまたの機会に。