Mac標準機能だけでGTDツール作ってみた
MacのAutomatorや、AppleScriptやスマートフォルダを使えば、ファイルシステムベースのGTDツールが作れるんじゃないか? と思って、一昨日から実際に作ってみました。
私はGTDツールにあまり詳しくなくて、「RTM」さえ使ったことがありません。それでもパソコンを使ったGTDならではの、快適な使い心地を実現したと思います。たとえば、さまざまなフォルダに散らばる関連行動メモの集合をプロジェクトとして纏めて一覧したり、工程を順序立てて関連付けることで、自動的に「今できる行動メモはどれか」が抽出されるといった具合です。
どんな風に動くか
概略と「05. 行動」フォルダ
10個の専用フォルダに、「行動メモ」を格納して整理するようになっています。
専用フォルダに、ファイルかフォルダ(以下「メモ」と呼ぶ)を投げ込む(Drag & Dropする)ことによって、それぞれ自動的に処理が開始されます。
各専用フォルダにメモを投げ込むと、ほとんどの場合、
「各専用フォルダ/@年月日 シリアルナンバー 行動名/投げ込んだメモ」
という場所にメモが再格納されます。「行動名」は投げ込んだメモのファイル名と同一です。
こうして、「@年月日」で始まるフォルダを「行動(アクション)メモ」として管理します。「05. 行動」フォルダがこの動作する典型です。
「06. 待つ」フォルダ
これは他のGTDツールによっては、実装されていない機能だと思います。これは、前の工程が終わらないと行動に移せない用件を格納する場所です。
ここにメモを投げ込むと、まず「05. 行動」フォルダと同様の動作をします。その後、「どのメモが終了するのを待つのですか?」という質問の付いたフォルダ選択ダイアログが出現します。そう、ひとつ前の工程との関連付けを記憶させることができるのです。
「01. 行動終了」フォルダ
「05. 行動」フォルダから「01. 行動終了」フォルダにメモを移動させると、その行動の次の段階として関連づけられているメモが「06. 待つ」から「05. 行動」に移動します。
もういちど「05. 行動」フォルダに注目
そうです。「05. 行動」フォルダには、目下行なうべき行動メモが常に集積されるのです。
「02. プロジェクト」
このフォルダにはスマートフォルダが格納され、当GTDツール全域からメモが収集されます。