百相鍵盤『き』用語集
『き』の説明は整然としていて分かりやすいのですが、独自の用語が多いため、読むのに苦労するかもしれません。
そこで用語集を作ってみることにしました。マニュアルには具体的な操作が書かれていないので補足しました。
ことばで説明すると逆に分かりにくいかもしれません。操作が詳しく載っているチュートリアル「百相鍵盤『き』説明スライド」を見ながら実際に操作してみるのが早道です。
- 文字盤方式
- 文字の一覧表を見て、目的の字を指す操作で入力して行く方式。(漢直や漢字パレットのようなものを指す。)
- 百相鍵盤
- 可視化した階層鍵盤として通常の鍵盤を組織化した独自の文字盤方式。およそ百万字が収容できる。
- 『き』
- 百相鍵盤を入力ソフトとして具体化したもの。またはその初期設定配字簿を指す。
- 配字簿
- 配字を定義するテキストファイル。百相鍵盤は最大98組の配字簿を取り替えて使うことができる。
添付の配字簿の編集には、改行コード「LF」に対応したエディターが必要。
- 配字簿鍵盤
- 配字簿を選択する配列面。
Shift + 半角/全角キーで出せる。
初期状態では、配字簿『き』のほか、JIS第3・第4水準の漢字を含んだ配字簿が選べる。
- 甲鍵盤・乙鍵盤
- 複打相の1層目・2層目の配列面。
甲鍵盤を打って乙鍵盤を選択し、乙鍵盤を打って文字を入力する。文字の入力後は自動的に甲鍵盤に戻る。
- 単打相・複打相
- 基本ラテン字を入力する従来の状態(単打相・単打鍵盤ともいう)、および、2階層で漢字などの一般文字を入力する状態(複打相)。
半角/全角キーで切り替える。(なお、半角/全角キーは、「猫まねき」などのキー入れ替えソフトでCaps Lockキーと位置を入れ替えることが推奨されている。)
- 裏鍵盤
- シフトを押しながら打つ状態。
- 配字
- 文字の割り当て。初期状態では、各盤面のどの配列要素(甲鍵盤なら乙鍵盤、乙鍵盤なら文字)についても、面内での互いの順序関係なら直ぐ判る並べ方にしてある。配字は使いやすいように必要に応じて変えてゆけばよい。
- KI
- "Keyboard Integration" の略。
- 鍵盤図 (配字案内)
- 画面に表示される鍵盤の模式図で、甲鍵盤や乙鍵盤などその時々の鍵盤を自動的に表示する。
- 無盤表示
- 鍵盤図などを表示せずに、一行で情報を表示する状態。
標準では変換キーで鍵盤図の表示と切り替える。
- 字引
- かな漢字変換の辞書と同様のもの。
無変換キーで字引に入り、呼び字列を入力してEnterを押すと候補が出る。候補の次ページを表示するにはShift+↓を押す。
Shift+無変換で字引の種類を取り替えることができる。
字引きから出るにはCtrlを押すとよい。
活用語尾には対応していないので、常に辞書形で引く必要がある。
- 倣い入力
- 字引で教わりながら打って行ける機能。
目的の文字にカーソルを合わせるだけで案内が開始される。
- 書写モード
- 字引結果の候補を次々と打っていける機能。書き写して行く感じで入力の練習をすることができる。
無変換キーを押し、呼び字列を入力してShift+Enterを押す。あとは倣い入力と同様の操作。
- 甲打省略 (乙鍵盤固定)
- 乙鍵盤の文字鍵を打っても甲鍵盤に戻らない状態。
乙鍵盤を出したときに Shift + 半角/全角 を打つ。
Advanced
- 配鍵番号
- キーに付ける番号。配鍵簿で決定する。
- 文字鍵番号
- 単独で打つか Shiftを押しながら打つかも区別した個々の文字鍵を表す方法として、単独の文字鍵打は、文字鍵の配鍵番号をそのまま、Shiftを押しながらの文字鍵打は配鍵番号に50を加えた数を用いる。この番号を「文字鍵番号」と呼ぶ。
即ち、Shiftを押さない場合は01〜49、Shiftを押しながら打つ場合は51〜99になる。(kiMapより)