MS-CCK2K(仮名)に触れてみた。


こいつは特殊な親指キーですね。


ほとんど同じ配列の、「ベーシック」というモデルの方が、親指シフトキーの打ち心地がマシでした。


触ってみただけで、打ってはいないのでよくわかりませんが、飛鳥で使ったときに打ちにくくなりそうな点を挙げるとするなら、次のようになります。


1.キーが大きく面取りされているせいで、打てる面積が狭いし、キーから親指がころげ落ちそうな不安定感がある。


2.放射線状にキーが並んでいるせいで、無変換とスペースの区切りが斜め→打ち方によっては親指の第一関節がスペースに触れてしまう。


3.親指のキーを打つと、キー手前がキーボードの縁の中に大きく沈んでしまうため、キーの手前部分を打つことはできない→「2」の回避ができない


4.「1・2・3」の制約により、親指の腹で打つでもなく、側面で打つでもない、なんとも居心地のわるい位置に誘導される。


5.親指のキートップが高いので、親指を立てぎみにして「4」を回避することはできない。



シフトキーが打ちにくいのは、ひょっとすると、単に位置が中央寄りか外寄りか、だけではないかもしれない。


X・Cの間の位置に無変換キーがあるものでも、大抵のキーボードではなんとかなりますし、キーが小さくてもなんとかなるものも多いです(ソニーのとか)。
中途半端な位置から身動きが取れないのが、一番困るのかもしれません。
飛鳥には、英語キーボードでも、ものによってはホームポジションをひとつ右にずらせばAltをシフトとして使えてしまう(ただし、「ほ」の配置にすこし困る)くらいの柔軟性はあるのですが、今回は風変わりなキー形状にやられたって感じですかね。
実際に使った人に、「カーブ」が合わなかったのか、それとも単にキーの位置が外側すぎたのか、ちょっと追及してみてもらいたいものです。